【10月23日 Xinhua News】中国山西省(Shanxi)運城市(Yuncheng)塩湖区解州鎮に解州関帝廟がある。関帝廟は後漢末の武将で三国志の英雄として知られる関羽(Guan Yu)を祭る廟宇で、中でも解州関帝廟は関羽の故郷に建てられた関帝廟として、国内各地の関帝廟の中で最も長い歴史を持ち、規模も最も大きい。国家重点文物保護単位(国宝・重要文化財に相当)、国家4A級観光地(上から2番目のランク)に指定されている。

 創建は隋代初期で、歴代王朝でも拡張が続き、現在の敷地面積は26万平方メートル。現存する建物の多くは明清時代に再建された。保存状態が良好かつ大規模な古建築群であり、北に君主の私的空間、南に公的空間を置く伝統的な「前朝後寝」様式と中軸線の左右に建物を対称的に配置する宮殿式配置に基づき建てられている。

 地元政府はここ数年、文化財保護と文化振興、文化と観光の融合の原則に基づき風景区の整備を進め、関羽のふるさとを国際的な知名度を持つ観光目的にすることに取り組んでいる。関帝廟風景区では、関羽をテーマにした芸術公演が日常的に開かれるようになり、インターネットでのプロモーションを通じ、観光客を呼び込む重要な要素となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News