【10月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督は12日、昨季のエバートン(Everton)戦でファンと衝突した際、不適切な行為があったとして処分対象となったクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)をクラブとして支援する意向を示した。

 ユナイテッドが0-1で敗れた4月9日のエバートン(Everton)戦後、ロナウドは男の子の手から携帯電話をはたき落とす様子が動画で確認された。

 すでにマージーサイド(Merseyside)警察から注意を受けた37歳のロナウドは、先月イングランドサッカー協会(FA)の処分対象になったと発表された。

 この件でクラブはサポートする考えであるとロナウドに伝えたというテン・ハーフ監督は当初、同選手は処分に抗議する考えだと話していたが、クラブ関係者はその後、指揮官の回答は質問の解釈に少し誤解があったためだと釈明した。

 このクラブ関係者によると、テン・ハーフ監督はロナウドを擁護しており、FAの公聴会に同選手が臨む前にクラブとしてのサポートを伝え、処分を回避するための緩和策を提案したという。

 公聴会でロナウドはこの出来事があったこと自体を争うのではなく、ユナイテッドが不当だと考えるような厳しい処分を受け入れない意向を示すものと考えられている。

 テン・ハーフ監督は報道陣に「その件で話をした。彼はそれ(厳しい処分)を受け入れないだろう。可能な限り彼をサポートしたい」と話した。(c)AFP