【10月12日 AFP】性的暴行事件と示談金の資金源の問題に揺れるカナダのアイスホッケーで11日、国内統括団体ホッケーカナダ(Hockey Canada)の最高経営責任者(CEO)と全理事が辞任した。

 この問題をめぐっては6月、ホッケーカナダなどを相手取って集団レイプ訴訟を起こしていた女性に和解金を支払ったことが明らかになり、その際に不正な資金使用が問題となった。ジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は同月に同団体への資金拠出を停止し、上層部の総入れ替えの可能性が生じていた。

 さらにその後、ホッケーカナダが過去30年にわたり、性的不適切行為で約20件の被害を訴えられ、示談金として数百万ドルを被害者に支払っていたことも判明。最近になって、同団体が示談用の秘密基金を2種類持っていたことも報じられた。

 問題のきっかけとなった訴訟は、現在24歳の女性がホッケーカナダとカナディアン・ホッケー・リーグ(CHL)、選手8人に対して起こしたもので、今春に示談に達している。8人の中には、2018年の世界ジュニア選手権に出場し、その後に北米アイスホッケーリーグ(NHL)入りした選手もいる。(c)AFP