【10月12日 AFP】2023年ラグビーW杯フランス大会(2023 Rugby World Cup)組織委員会は11日、運営手法の問題から職務停止処分を科されていたクロード・アチェ(Claude Atcher)最高経営責任者(CEO)との契約を解除したことを発表した。

 10日に行われた組織委の理事会後、フランスラグビー連盟(FFR)と五輪関係者、仏政府がアチェ氏の職務停止処分を承認。組織委は「調査の結果を受け、理事会がクロード・アチェCEOとの契約を打ち切ることを決断した」と説明した。

 CEO職は、ナンバーツーだったジュリアン・コレット(Julien Collette)氏が引き継ぐ。

 アチェCEOをめぐっては、仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)が6月下旬に同氏による「恐怖政治」を報じたことをきっかけに、労働監督機関が予備調査を開始した。その結果、アチェ氏が「憂慮すべき運営方法」を取り、組織内に「根深い有害な職場文化」を生んでいた証拠が見つかったため、アメリー・ウデア・カステラ(Amelie Oudea-Castera)スポーツ相が職務停止を発表していた。(c)AFP