【10月11日 AFP】男子ゴルフの最新世界ランキングが10日に発表され、2021年の自動車事故で脚に重傷を負った元世界1位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、自己ワーストを更新する1206位に後退した。

 ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)の最多18勝に次いで歴代2位のメジャー通算15勝を挙げているウッズは、腰の手術を受けた2017年に記録した自己ワースト順位を今回さらに七つ下回った。世界1位の在位期間は歴代最長の合計683週間を数えるが、近年は度重なる腰と脚のけがで順位を大きく落としている。

 ウッズは前週、米カリフォルニア州ペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)にあるパー3の9ホールコース「ヘイ(The Hay)」でプレーし、ファンを喜ばせた。SNSに投稿された動画では、パットやドライバーの技術を披露したり、起伏のあるグラウンドを歩いたりする姿が見られた。

 直近のツアー出場は、予選落ちに終わった昨季メジャー最終戦の全英オープン(The 150th Open Championship)。復帰時期は、バハマで12月1日に開幕する自身主催のヒーロー・ワールドチャレンジ(2022 Hero World Challenge)になる可能性が高いとの見方が多い。

 前週には出場選手17人が発表されており、仮にウッズが出場を望めば、残されている主催者推薦3枠のうち一つが渡るとみられる。(c)AFP