【10月10日 AFP】(更新、写真追加)ウクライナの首都キーウで10日朝、複数の大きな爆発音がした。大統領府は、キーウや他の「複数の」都市がミサイル攻撃を受けていると発表した。

 AFP記者によると、キーウでは午前8時15分ごろ、大きな爆発音が3回聞こえた。ビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長は、「市中心部のシェフチェンコ(Shevchenko)地区で複数の爆発があった」とソーシャルメディアで明らかにした。

 その後、さらに少なくとも2回の爆発が市内で発生した。

 大統領府のキリロ・ティモシェンコ(Kyrylo Tymoshenko)副長官は、「ウクライナはミサイル攻撃を受けている。複数の都市が攻撃されているとの情報がある」とソーシャルメディアに投稿し、国民に防空壕(ごう)への避難を呼び掛けた。

 キーウでは、最初の爆発の1時間以上前に空襲警報が鳴っていた。ロシアがキーウを空爆したのは6月26日以来となる。

 ロシアは9日、ウクライナ南部クリミア(Crimea)半島とロシアを結ぶ橋で起きた爆発について、ウクライナの情報機関による「テロ」との認識を示していた。(c)AFP