【10月10日 AFP】(写真追加)朝鮮中央通信(KCNA)は10日、北朝鮮が最近実施した一連のミサイル発射はすべて戦術核運用部隊の軍事訓練であり、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong un)朝鮮労働党総書記が指導したと報じた。

 金氏は2021年1月の朝鮮労働党大会で国防5か年計画の概要を発表し、核兵器の「戦術的な使用」に向けて小型・軽量化を図るよう求めた。

 北朝鮮は、最近の発射実験は日米韓3か国による合同軍事演習への「対抗措置」だと正当化している。

 KCNAは、戦術核運用部隊は「北朝鮮の戦争抑止力と核反撃能力を確認・評価するため、9月25日から10月9日まで軍事訓練」を行い、金氏が「現場で指導した」と報道。7回の発射実験により、核戦力の「攻撃力と実戦能力」を示すことができたとしている。(c)AFP