【10月7日 AFP】中東と北アフリカで開催されるゴルフのMENAツアー(MENA Tour)は7日、サウジアラビアが後援する新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズとの共催になるタイ・バンコクでの大会で、リブゴルフ勢にポイントが付与されないのは世界ランキングを「不正確」にすると指摘した。

 世界ゴルフランキング(OWGR)は6日、翌7日に開幕するバンコクでの大会や、来週に予定されているサウジアラビア・ジッダ(Jeddah)でのリブゴルフ大会では、同シリーズに参戦する選手にポイントを付与しないと発表していた。

 リブゴルフがMENAツアーと戦略的提携を結び、出場選手が世界ランキングのポイントを獲得できるようにしたことを受け、OWGRはMENAツアーからの通知が不十分で再検討の必要があるとして、ポイント付与について否定した。

 2020年に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が始まってから中止となっていたものの、リブゴルフとの共催で今週のバンコク大会から再開されるMENAツアーは、OWGRの決定に反論。コミッショナーを務めるデイビッド・スペンサー(David Spencer)氏は、発表文の中で「われわれの大会を今週のOWGRに含めないとなると、結果およびそれに伴う選手の変動は不正確なものになる」と記した。

 スペンサー氏はまた「OWGRと共にこの状況を解決するため、われわれはたゆまぬ努力を続けていく」と付け加えた。

 世界ランキングの上位50選手は、メジャー4大会の自動出場権を得ることになっているが、リブゴルフは現在OWGRから認められていないため、同シリーズに参戦している選手の順位は下がることになる。(c)AFP