【10月5日 AFP】米海軍の新型空母「ジェラルド・フォード(USS Gerald Ford)」が4日、初の配備に向けてバージニア州のノーフォーク海軍基地(Naval Station Norfolk)を出航した。

「ジェラルド・フォード」の展開には、カナダ、フランス、ドイツなどが協力し、防空や対潜戦の演習や、陸海軍共同演習も実施する。

 米海軍によると、今回の展開には9000人と船舶20隻、航空機60機が9か国から参加する。

 2017年に就役した「ジェラルド・フォード」の総工費は130億ドル(現レートで約1兆8800億円)以上。全長335メートルで、時速54キロ超の速さで航行が可能。

 従来の空母との主な違いは、航空機の離着艦のスピードが改善されたことだとされているが、今年6月に議会に提出された報告書では、このシステムに問題が生じていたことが分かっている。(c)AFP/W.G. Dunlop