【10月5日 AFP】イングランドのサッカー選手ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)の妻と、元イングランド代表ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)氏の妻とが名誉毀損(きそん)をめぐって争っていた裁判で、裁判所が4日、バーディーの妻に150万ポンド(約2億4800万円)の支払いを命じた。

 裁判の判決自体は2か月以上前に出ていたが、裁判官がバーディーの妻レベッカ氏に対して、ルーニー氏の妻コリーン氏が要した170万ポンド(約2億8000万円)近い巨額の裁判費用のうち、90パーセントを支払うよう命じた。

 二人の争いでは、まずコリーン氏が、一部の友人、もしくはレベッカ氏だけにしか公開していなかったインスタグラム(Instagram)のストーリーの内容を、レベッカ氏が元代理人とともに英大衆紙サン(Sun)に流したとして、レベッカ氏を告発した。

 するとレベッカ氏はこれを激しく否定し、「名誉毀損による多額の慰謝料」の支払いを求めて高等法院で民事訴訟を起こした。しかし裁判官は7月、コリーン氏の主張は「おおむね真実」であり、レベッカ氏と元代理人が共謀して情報をリークしていたとして、同氏の訴えを退けていた。

 レベッカ氏の夫のバーディーは、イングランド・プレミアリーグのレスター・シティ(Leicester City)に所属する現役選手。一方、コリーン氏の夫のルーニー氏は、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)などで活躍した元スター選手で、現在は米メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッド(D.C. United)で監督を務めている。(c)AFP