【10月6日 CNS】中国で新エネルギー車(NEV)の販売台数が増加を続けている。2021年の生産・販売数は前年比1.6倍の350万台に達し、7年連続で世界1位を記録。販売数の累計は900万台を超えた。

 中国勢の海外進出も活発だ。電気自動車(EV)大手の比亜迪汽車(BYD)は日本の乗用車市場に参入。スウェーデンとドイツの市場に進出する足掛かりとしてヨーロッパのディーラーとも提携した。東風汽車(Dongfeng Motor)のブランド・嵐図(Voyah)FREE は北欧に上陸。上海蔚来汽車(NIO)は初の海外生産拠点としてハンガリー工場の建設に投資すると発表している。上汽通用五菱(SAIC-GM-Wuling Automobile)はインドネシアの生産ラインで同社初のNEVの出荷を始めた。

 中国自動車工業協会によると、中国メーカーによる輸出は今年1~7月で150万9000台に上り、前年同期比で50.6%増加。このうちNEVは7月だけで5万4000台に上った。

 中国政府はこの10年間、NEV産業の支援策を強化してきた。中国自動車工業協会副主任技術者の許海東(Xu Haidong)氏は「中国のNEV輸出の増加は、長年の蓄積の必然的結果と言える」と説明する。

 NEVは世界の自動車産業を低炭素型に転換する鍵となる。気候変動対策は地球規模の重要問題であり、二酸化炭素(CO2)などの排出量増加を抑える「カーボンピークアウト」と、排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」は人類共通の課題だ。NEVシフトは中国の自動車産業発展のため戦略的に必要であると同時に、中国が公約に掲げる2030年までのカーボンピークアウトと2060年までのカーボンニュートラル実現に向けた大きな一助となる。(c)CNS-中国青年報/JCM/AFPBB News