【10月1日 CNS】中国・南京市(Nanjing)で9月8日、2022年全国専精特新(専門化・精細化・特色化・斬新化)の中小企業発展会議が開催され、中小企業の発展に関する報告書(2022年)が発表された。この報告書は、昨年の「専精特新」特徴を持つ中小企業の育成の重要な措置と結果について詳しく説明された。報告によると、現在、工業情報化省は、「小巨人」と呼ばれる専精特新の中小企業8997社を4期分けて育成する。

 報告書は、中小企業は素晴らしいことを成し遂げることができると指摘し、それは「小巨人」企業に反映されているとしている。

「小巨人」企業たちは、1万3000以上の規格の策定と改訂に参加し、業界で強い発言力を持つようになった。その主力製品の約半数は、国内市場シェアが10%~30%を占めるようになり、そのうち235社の主力製品は、国内市場シェアが90%を超えている。

「小巨人」企業は1万社以上の国や省級の研究開発機関を設立し、研究開発人員の平均比率は28.7%、平均研究開発強度は8.9%、有効な発明特許は平均15.7件がある。過去3年間で、70社以上の小巨人企業が国家科学技術賞を受賞し、1500社以上が過去2年間で主要な国家科学技術プロジェクトに関わった。

 2021年、「小巨人」企業の総営業利益は3.7兆元(約74兆9402億円)を超え、前年比31.5%増加し、中小工業企業より11.6ポイント高い。総利益は約4000億元(約8兆1016億円)で、各企業の平均利益は4000万元(約8億1016万円)で、一定的規模以上の中小企業の3.4倍だ。

「小巨人」企業として認められた最初に育成した3期のうち、114社が製造業の種目別トップ企業に成長し、種目別トップ企業の13%を占めている。「小巨人」企業の製品の67%は、先進国または地域の権威ある組織によって認証されており、その競争力は明らかだ。

 また、「小巨人」企業の90%は、国内外で少なくとも1つの有名な大企業を直接サポートしている。 ハイエンドの新素材、5G新世代情報技術、新エネルギー車、スマートネットワーク車などの製造大国の重要な分野で、特に重要な支援的役割を果たしている。

 2021年以降、工業情報化省は関連部門や地方自治体と協力して、中小企業の発展環境がさらに最適化され、専精特新の「小巨人」とよばれる中小企業の発展と成長の支援に取り組む。(c)CNS/JCM/AFPBB News