【10月3日 AFP】ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は3日、併合したウクライナ南部の2州について、住民と協議した上でロシアに編入される地域の正確な境界線を決定する方針を発表した。

 ドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、ウクライナ軍が部分的に支配する南部ヘルソン(Kherson)州とザポリージャ(Zaporizhzhia)州については、住民との協議を継続すると説明。「特定の領土に住む人々の意思によってのみ決まる」と述べた。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は先週、ウクライナ東部のドネツク(Donetsk)とルガンスク(Lugansk)両州と共に、南部の2州を自国に併合する条約に署名した。他方でクレムリンは、ロシア軍が支配していない領土を正式に併合するかどうかは明言していない。

 一方のウクライナ軍はここ数日、ドネツク、ヘルソン両州を中心に、ロシア軍が占領した領土を奪還しつつある。(c)AFP