【10月2日 AFP】22-23イタリア・セリエAは1日、第8節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)はクリス・スモーリング(Chris Smalling)が決勝点を挙げて敵地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)でインテル(Inter Milan)を2-1で下し、トリノ(Torino FC)に3-1で勝利した首位ナポリ(SSC Napoli)に追随した。

 フェデリコ・ディマルコ(Federico Dimarco)に先制点を許したローマは、39分にパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)のボレーで追いつくと、75分に元イングランド代表DFスモーリングがロレンツォ・ペレグリーニ(Lorenzo Pellegrini)のFKに頭で完璧に合わせ、逆転勝利を収めた。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いるローマは、理想的な成熟したパフォーマンスで強豪相手でも十分に渡り合えることを示した。

 ローマがナポリと4ポイント差の5位につけた一方、序盤は試合を支配したものの失速したインテルは優勝争いからまた一歩後退した。シモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督が指揮するインテルは、リーグ戦8試合で4敗目を喫し、首位と8ポイント差の7位。4日に控える欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)のFCバルセロナ(FC Barcelon)との重要なホーム戦へ万全の準備とは程遠い結果となった。

 王者ACミラン(AC Milan)は、後半アディショナルタイムにフォデ・バロ・トゥーレ(Fode Ballo-Toure)とラファエル・レオン(Rafael Leao)が得点し、アウェーでエンポリ(Empoli)を3-1で下した。3位ミランとインテルとの勝ち点差は5に開いている。

 アンドレフランク・ザンボ・アンギサ(Andre-Frank Zambo Anguissa)がセリエA初ゴールを決めるなど12分までに2得点を記録したナポリは、士気の高かったトリノをホームで退け、公式戦6連勝を飾った。

 37分にクヴィチャ・クワラツヘリア(Khvicha Kvaratskhelia)がリーグ戦今季5点目をマークしたナポリは、これで2日にアタランタ(Atalanta)がフィオレンティーナ(Fiorentina)に5点差以上で勝たない限り首位をキープすることとなった。(c)AFP/Terry DALEY