【10月4日 Xinhua News】中国の上海市と江蘇(Jiangsu)、浙江(Zhejiang)両省はこのほど、上海と周辺8都市の一体的な発展を目指す「上海大都市圏空間協同計画」を共同で発表した。都市圏を範囲とする国土空間計画は全国で初めて。世界的な影響力を持つ都市群の構築を掲げる。

 計画によると、上海大都市圏は上海のほか、江蘇省の無錫(Wuxi)、常州(Changzhou)、蘇州(Suzhou)、南通(Nantong)、浙江省の寧波(Ningbo)、湖州(Huzhou)、嘉興(Jiaxing)、舟山(Zhoushan)の「1直轄市+8市」で構成する。陸地面積の合計は5万6千平方キロで、長江デルタ地域の6分の1を占めるほか、人口は3分の1、経済規模は2分の1となる。

 産業面では、世界レベルのハイエンド製造業クラスター形成を目指す。特に四大成長分野であるバイオ医薬品、電子情報、ハイエンド設備製造、新エネルギーの産業クラスター形成を加速させるほか、競争優位性の高い環境配慮型化学工業、自動車製造の産業クラスターを強固にし、航空宇宙と海洋の未来戦略型産業クラスターを育成していく。(c)Xinhua News/AFPBB News