【10月1日 AFP】アフリカサッカー連盟(CAF)のパトリス・モツェペ(Patrice Motsepe)会長は30日、インフラ整備の遅れを理由に、ギニアから2025年アフリカネーションズカップ(2025 Africa Cup of Nations)の開催権を剥奪したことを明らかにした。

 同国の首都コナクリを訪れたモツェペ会長は記者会見で、「ギニアでは現時点で準備が整っておらず、プロセスをやり直す必要がある」とし、他の国が開催地に立候補することを認める意向を明らかにした。

 実際のところ連盟は7月に決断を下していたといい、「私はそれらのメッセージを公開するのではなく、個人的に私がここ(ギニア)に来るべきだと主張していた」と述べた。

 CAFは10月1日に理事会を開催する予定となっている。

 アフリカネーションズカップは、これまでにも予定の変更が繰り返されている。CAFは2014年当初、2019年大会をカメルーン、2021年大会をコートジボワール、2023年大会をギニアで開催すると決定していた。しかし、2019年大会の開催国はエジプトに変更され、今年に延期された2021年大会はカメルーンにスライド。そして、2023年大会はコートジボワールで開催されることになった。

 その後、ギニアが2025年大会の開催に合意していた。(c)AFP