【10月2日 CGTN Japanese】中国がこのほど発表した「2021年全国海水利用報告」によりますと、中国では2021年末時点で、144の海水淡水化プロジェクトが展開されています。

 1日当たりの海水淡水化規模は2020年に比べ20万トン以上増加し、185万6433トンに達しています。

 中国の海水淡水化プロジェクトは遼寧省(Liaoning)、天津市(Tianjin)、河北省(Hebei)、山東省(Shandong)、江蘇省(Jiangsu)、浙江省(Zhejiang)、福建省(Fujian)、広東省(Guangdong)、海南省(Hainan)の沿海地域の9つの省と市で行われており、つくられた淡水は主に工業用水と生活用水に利用されています。

 また、沿海地域における原子力発電や火力発電、鉄鋼、石油化学などの業界による海水冷却水の使用量が増加しており、2021年の中国の海水冷却水使用量は2020年と比較して約77億トン増の1775億700万トンに上りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News