【9月30日 AFP】米グーグル(Google)は29日、クラウドゲームサービス「Stadia(ステイディア)」の提供を来年1月18日に終了すると発表した。ユーザー数が期待していた水準に達しなかったことが理由。ユーザーが購入したコントローラーなどの機器や、オンラインストアで販売されたゲームはすべて返金するという。

 Stadiaは3年前にサービスを開始。専用機と同等のゲーム体験を、インターネット配信を通じて手軽に楽しめる内容だった。

 米ウェドブッシュ・セキュリティーズ(Wedbush Securities)のアナリスト、マイケル・パクター(Michael Pachter)氏は、「アイデアは素晴らしかったが、ビジネスモデルが悪かった」と指摘。Stadiaがゲームを別売りとするサブスクリプション制を採用したのに対し、米マイクロソフト(Microsoft)の競合サービス「ゲーム・パス(Game Pass)」では豊富なゲームが用意され、より魅力的だったと説明した。(c)AFP