【9月29日CGTN Japanese】中国鉄路ハルビン局集団有限公司は9月28日、ハイラル(海拉爾)発塔爾気行きの6238/9、6240/7番「鈍行列車」が新たな塗装を経て、「博林老鉄号」という新ブランドを冠して引き続き運行されると発表しました。

 6238/9、6240/7番「鈍行列車」は1949年9月に運行が始まり、今年で72年目となります。わずか5両編成の列車で、長年、内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)東部の牧畜区や森林区を走り、ハイラルと塔爾気の間を往復しており、運賃は値上がりせず、各駅に停車しています。モンゴル族、満族、オロチョン族など六つの少数民族の人々の日常的な外出や買い物、友人訪問、通学、親戚訪問、農業副産物の販売などを支えてきました。

 列車は2022年6月末までに、エアコン付き車体のアップグレードと改造を終えました。車両外部の塗装には、沿線に住む少数民族の特色ある図案が添えられています。車両内には異なるテーマを設け、旅客にサービスを提供します。中には、診察を受けに行く旅客や体の不自由な旅客のためのサービスを提供する車両、学生に学習場所を提供する車両、農業資材の保管に便利な車両、母親の授乳室などがあります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News