【9月29日 AFP】男子テニス世界ランキング2位のキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は28日、先週ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の引退試合に立ち会い、刺激を受けたと話した。

 今月の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)で決勝に進出した23歳のルードは、その後フェデラーの現役最後の舞台となった英ロンドンでのレーバー・カップ(Laver Cup 2022)に参加し、テニス界の精鋭たちと時間を過ごした。

 ルードはこの大会で、フェデラーとライバルで親友でもあるラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の関係を間近で見て楽しんだという。二人はフェデラーの最後の試合でダブルスペアを組んだ。

 ルードは韓国オープン(Korea Open 2022)出場のため訪れているソウルで、「ロジャーの最後の試合でこの二人が一緒になったなんて、信じられない光景だった」と振り返り、「彼らと一緒にいられて本当に楽しかった。彼らはずっと冗談を言い合っていた」と話した。

「彼らが年をとり、キャリアの終盤にいるのは間違いないが、今も前に進み続けるモチベーションがあり、プレーや互いの存在を楽しもうとしている姿は刺激的だ」

「チームの一部になれたのは幸運で光栄だった。この経験から多くのことを学び、多くの喜びを得た」

 また、第1シードとして臨む韓国オープンでプレッシャーはないとも話した。

 29日の初戦で世界111位のニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)と対戦するルードは、「常に改善の余地はある」としつつ、「だが今年はとてもよくやれている実感があるので、(韓国オープンで)あまりうまくいかなくても、そこまで大きな問題にはならないだろう」と語った。(c)AFP