フューリー、ジョシュア戦破談と主張 期限までに契約至らず
発信地:ロンドン/英国
このニュースをシェア

【9月27日 AFP】ボクシング、WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)は26日、陣営が設定していた同日の期限までに契約に至らなかったとして、元同級王者の同胞アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua)との一戦は破談となったと主張した。
フューリーは23日にジョシュアに対して、期限までに契約がまとまらなければ手を引くとの最後通告を突きつけていたが、この日夜に自身のインスタグラム(Instagram)に動画を投稿し、「諸君。これが正式決定。期日は過ぎ去った。月曜日(26日)の5時を回った。契約には至らなかった」と語った。
これに先立ち、ジョシュアのプロモーターを務めるエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏は、26日までに契約が締結される「可能性はない」と述べていた。
ジョシュアはインスタライブのライブ配信で、「自分は関わっておらず、法律チームに任せている」と明かし、「ボクシングでは、法律関連に正しく対処しておく必要がある」と説明。その上で「もちろん、契約にはサインする。ただ今は、弁護士たちが動いているところだ」と語っている。
英国人同士の注目の一戦をめぐっては、フューリー側が60対40のファイトマネーの割合を提示し、ジョシュア陣営もすでに口頭で受諾していた。
ジョシュアは先月、WBAスーパー・IBF・WBO同級王者オレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)との再戦で連敗。ウシクが2023年までリングに戻るつもりはないとの意向を示したことから、フューリーはタイトル統一戦の望みが消えていた。(c)AFP