【9月23日 AFP】イスラエルのヤイル・ラピド(Yair Lapid)首相は22日、国連総会(UN General Assembly)一般討論演説で、イランが核兵器を開発するなら国際社会は軍事力を行使すべきだと主張した。

 イスラエルはここ数か月、米英仏独などに対し、2015年のイラン核合意を再建しないよう働き掛けている。

 ラピド氏は「イランの核武装を防ぐ唯一の方法は、確かな軍事的脅威をテーブルの上に乗せることだ」として、そうすることで初めてイランと「より長期的かつより強力な合意」に向けて協議することができると述べた。

 さらに「イランが核開発を進めた場合、世界が言葉ではなく軍事力で対応することを明確にする必要がある」と訴えた。

 ラピド氏はイスラエルが脅威を感じた場合には武力行使も辞さないと明言。「必要であれば何でもする」「イランが核兵器を手にすることはない」とした。(c)AFP