【9月22日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)が、20日のピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)戦で今季60号の本塁打を放ち、ア・リーグ記録のシーズン61本まであと1本に迫った。

 ヤンキースは九回裏、ジャッジがウィル・クロウ(Wil Crowe)から左中間にソロ本塁打を放つと、ジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)に満塁本塁打が飛び出し、9-8でサヨナラ勝利を収めた。

 これでベーブ・ルース(Babe Ruth)氏が1927年に記録した自己最多の60本に並んだジャッジは、1961年にロジャー・マリス(Roger Maris)氏がマークしたア・リーグとヤンキースの最多本塁打記録まであと1本としている。

 ジャッジは「信じられないほど光栄だし、全く軽んじてはいない」とコメントし、「ルースやマリス、(ミッキー・)マントル(Mickey Mantle)、こうしたヤンキースの偉大な選手と一緒に語られるなんて、幼い頃は全く想像できなかった」と喜んだ。

 本塁打は直近2試合で3本目で、同6試合では5本目。今季147試合目での60号達成で、シーズン66本ペースとなっている。

 ジャッジは、20日終了時点で打点(128)と打率(3割1分6厘)でもア・リーグ首位に立っており、デトロイト・タイガース(Detroit Tigers)のミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)が2012年に達成して以来となる三冠王の可能性も残している。(c)AFP