【9月20日 AFP】英政府は20日、今月死去したエリザベス女王(Queen Elizabeth II)を追悼するため、公開安置されたひつぎの元を訪れた市民は25万人に上ったと発表した。

 女王のひつぎは首都ロンドンにある国会議事堂のウェストミンスターホール(Westminster Hall)に、14日から19日朝まで安置された。一般弔問の待ち時間は、一時最長25時間に達した。

 ミシェル・ドネラン(Michelle Donelan)文化相は衛星放送スカイニューズ(Sky News)に対し、一般弔問の正確な人数は「算出中」としながらも、推計で約25万人が同ホールに足を運んだと述べた。

 またドネラン氏は、ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で執り行われた国葬について、最終的な費用総額は把握していないものの、「意義ある支出だった」との認識で国民の同意が得られるとする考えを示した。「何万人もの市民が赴く様子を皆が目にした。女王の70年にわたる公務と無私の奉仕を思えば、あの葬儀に不相応とは誰も言えないと思う」と語った。(c)AFP