【9月20日 CGTN Japanese】中国中部の陝西省(Shaanxi)楡林市(Yulin)で19日、世界最大規模の石炭から水素を作り出す圧力スイング吸着装置の利用が始まりました。

 この装置は中国が自主開発した大型圧力スイング吸着技術を用いており、石炭を原料に毎年35万トンの水素を作り出すことができます。石炭資源の効果的かつクリーンな利用の重要な手段として、この技術は中国のエネルギーの安全、社会と経済の発展、生態系環境の改善に重要な意義を持っています。

 このプロジェクトは石炭から水素を作り出す大型装置の関連技術、設計、製造などの課題を解決し、海外の技術の追い越しを実現させました。石炭が石油化学製品へと変わる懸け橋を作った他、資源のリサイクル、汚染対策、炭素排出削減を効果的に実現させたとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News