【9月20日 AFP】サッカーロシア1部リーグのスパルタク・モスクワ(Spartak Moscow)は、イタリア・セリエA時代のドーピング違反により、FWケイタ・バルデ(Keita Balde)に12月5日までの資格停止処分が言い渡されたと発表した。これによりセネガル代表のバルデは、W杯カタール大会(2022 World Cup)出場が危ぶまれている。

 昨季セリエAのカリアリ(Cagliari Calcio)でプレーした27歳のバルデは前月、スパルタクと3年契約を結んだ。

 スパルタクは発表文の中で、バルデが「カリアリでプレーしていた際、反ドーピング検査の手続き上の違反により、イタリアの反ドーピング機関から12月5日までの資格停止処分を受けた」と記した。

 違反の内容について明かしていないスパルタクだが、検査した検体から禁止物質は見つからなかったと述べた。

 スパルタクによれば、バルデは国際サッカー連盟(FIFA)の規則に従い、資格停止処分が終了する3週間前まで練習を再開できないという。

 スペイン生まれのバルデは、セネガル代表の一員として2月に行われたアフリカネーションズカップ(2021 The Africa Cup of Nations)で優勝したが、今回の資格停止処分により、11月20日から12月18日に行われるW杯の登録メンバーから外れる可能性がある。

 11月21日に予定されているグループAの初戦でオランダと対戦するセネガルは、カタール、エクアドルと同組となっている。

 資格停止処分により、バルデはW杯の登録メンバーに選ばれても準々決勝まで出場することができない。(c)AFP