【9月18日 AFP】ラグビー南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2022)は17日、第5節が行われ、南アフリカが36-20でアルゼンチンを下し、一連のスキャンダルを吹き飛ばした。

 南アフリカはジェイデン・ヘンドリクス(Jaden Hendrikse)とダミアン・デ・アレンデ(Damian de Allende)が1トライ、マルコム・マークス(Malcolm Marx)が2トライを記録し、さらにペナルティートライ1本も決まってボーナスポイントも獲得した。チームはこれで1節を残し、ニュージーランドと勝ち点14で並んでいる。アルゼンチンは5ポイント差の勝ち点9だが、数字上は優勝の可能性が残されている。

 南アフリカにとっては、難しい状況で迎えた一戦だった。チームについては、選手が薬物を使用していたという「暴露報道」を国内紙が準備していると国内のウェブサイトが主張。これを否定する南アフリカラグビー協会(SARU)は試合前にコメントを出し、メディアによってチームが「邪魔をされ、動揺させられた」と非難していた。

 前週には、エルトン・ヤンチース(Elton Jantjies)がチームの栄養士と不倫したと伝えられ、アルゼンチンから母国に送還される騒ぎが起こったばかりだった。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN