【9月17日 AFP】英首都ロンドンで行われているエリザベス女王(Queen Elizabeth II)のひつぎの公開安置で16日、サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏(47)が長蛇の列に加わり、弔問を行った。

 黒いハンチング帽をかぶり、スーツにネクタイ姿で国会議事堂のウェストミンスターホール(Westminster Hall)に続く何万人もの人々の行列に加わったベッカム氏は英衛星放送スカイニューズ(Sky News)に、英国の「特別な」女王に敬意を表すために訪れたと説明。

 この日は「困難な日」であるとし、「私たちの思いは(女王の)家族と共にある。ここにいる人たちからさまざまな話を聞けるのは、とても特別なことだ」と語った。

 女王との思い出については、2003年に大英帝国勲章のオフィサー章(OBE)を授与された時が「最も特別な瞬間」で、熱心な王室支持者である祖父母を連れて行ったと回想。「人生の中で、陛下に面会できたあのような機会を持つことができたのはとても幸運だった。きょうは悲しい日だが、記憶に残る日だ」と語った。

 ベッカム氏はこの日、混雑を避けようと未明から並び始めたが、思い通りにはいかなかったようだ。英ITVニュース(ITV News)の取材に、「午前2時に来れば少しは静かだろうと思っていたが、思惑は外れた」と語った。(c)AFP