【9月16日 CNS】歴史的猛暑が続く中国で、本来なら増水期の長江(揚子江、Yangtze River)も水量が減少している。湖北省(Hubei)鄂州市(E’zhou)では長江の真ん中に浮かぶ寺院「観音閣」が川底の岩盤部分まで浮上し、「観音閣が全貌を見せた」と話題となっている。

 約700年前に建立された観音閣は長年の水の流れにも耐えてその姿を残し、「万里長江第一閣」と呼ばれる名所。長さ24メートル、高さ14メートルで、増水時は水面が岩盤の台座を超え、観音閣がまるで水面に浮いているように見える。

 鄂州市内の長江の水位は1865年の記録開始以来、同時期として最低の水位となり、増水期が枯渇期になる逆転現象が起きている。(c)CNS/JCM/AFPBB News