【9月16日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は15日、現役引退の意向を表明した男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に対し、「素晴らしい時間」を共有できて「光栄」だったとメッセージを送った。

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 41歳のフェデラーは同日、膝の故障で昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)を最後にプレーしていなかった中で、英ロンドンで次週開催される欧州チームとワールドチームの対抗戦、レーバー・カップ(Laver Cup 2022)限りで引退することを発表した。

 ナダルはツイッター(Twitter)で、「親愛なるロジャー、僕の友でありライバル。この日が決して来ないことを願っていた。個人的にもスポーツ界全体にとっても悲しい日だ。コート内外で多くの素晴らしい時間を過ごし、年月を共有できたことは、喜びであっただけでなく、光栄であり特権でもあった」とつづった。

「これからも一緒に多くの時間を過ごし、一緒にいろいろなことをやろう。そうだろう。今は妻のミルカ(Mirka)さんと子どもたち、ご家族との幸せを心から祈っている。そして、これからを楽しんでほしい。レーバー・カップが行われるロンドンで会おう」

 四大大会(グランドスラム)でフェデラーは男子歴代3位の通算20勝、ナダルは最多の22勝を誇る。グランドスラムでは計14回対戦し、戦績はナダルの10勝4敗だった。(c)AFP