【9月16日 AFP】英国のウィリアム皇太子(Prince William、40)は15日、前日に祖母エリザベス女王(Queen Elizabeth II)のひつぎの後ろを歩いた際、子ども時代に母親のダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)の葬列で同様の行進をしたつらい記憶がよみがえったと明かした。

 ウィリアム皇太子は妻のキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)と共に、イングランド東部サンドリンガム(Sandringham)の離宮前に花を供えに訪れた人々と交流。英衛星放送スカイニューズ(Sky News)は、皇太子がその際、人々に「昨日の行進はつらかった。思い出が少しよみがえった」と語る様子を伝えた。

 皇太子は14日、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)からウェストミンスター(Westminster)に移される祖母のひつぎの後ろを弟のヘンリー王子(Prince Harry)と共に歩いた。兄弟は15歳と12歳だった1997年、亡き母ダイアナ元妃のひつぎの後ろを歩き、世界中の人々の心を揺さぶった。

 ウィリアム皇太子は花を手にした女性グループに、「覚悟はできていると思っていたのに、実はそこまで覚悟はできていなかったと感じた瞬間だった」と打ち明けた。(c)AFP