【9月15日 CGTN Japanese】中国南部広東省(Guangdong)の広州(Guangzhou)ー汕尾(Shanwei)高速鉄道プロジェクトにおける増江特大橋の建設で13日午後4時ごろ、橋げたの接合作業が完了しました。同作業の完了にともない、プロジェクトは全線の線路敷設段階に入ります。

 広州ー汕尾高速鉄道は広東省広州市と同省汕尾市を結ぶ路線です。増江特大橋はダブルタワー2面吊りコンクリート斜張橋で、同路線の建設の鍵とされます。設置場所は広州市増城区石灘鎮内で、増江水道を越すための橋です。全長は2569.48メートル、橋梁の主径間は260メートルで主塔は高さ100メートルのH型橋梁塔です。

 同橋は世界で初めてコンクリート・プレキャストセグメント工法を採用して施工されました。その結果、橋梁の剛性を高めて橋のたわみを低減することができ、高速鉄道の快適性と安全性がより高まるとのことです。この革新的な技術の応用は中国国内の高速鉄道建設の新たなベンチマークとされます。

 同鉄道の開通により、広州と汕尾間の所要時間は現在の2時間から約40分に短縮されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News