■米観光客にいたずら

　元王室護衛官のリチャード・グリフィン（Richard Griffin）氏は、バルモラル城の広大な庭園を女王に付き従って散歩していた際に出会った米国人観光客2人との逸話を語っている。

　2人は目の前にいるのが女王だと気付かず、どこに住んでいるのかと尋ねてきた。女王は、自宅があるのはロンドンだが「丘の向こうに別荘を持っていて」、80年間よく訪れていると答えた。

「じゃあ、女王様に会ったことがあるでしょう！」と観光客の一人が言うと、女王は「私はお会いしたことはないけれど、こちらのディッキー（リチャードの愛称）は頻繁に会っていますよ」と返した。

　女王は2人と記念撮影に応じた後、グリフィン氏に「壁にとまったハエになって、あの写真を米国の友人に見せる瞬間をのぞき見したい」と話したという。(c)AFP