【9月15日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)は14日、グループG第2節が各地で行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)が古巣ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)から決勝点を挙げ、2-1で勝利した。

 ドルトムントは56分にジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)が先制点を挙げたが、シティは3枚同時交代で眠りから覚めて4分間で試合をひっくり返した。

 ジョン・ストーンズ(John Stones)のペナルティーエリア外から打ったシュートが、ドルトムントのGKアレクサンダー・マイヤー(Alexander Meyer)の拙守もありゴールに吸い込まれると、最後はハーランドがジョアン・カンセロ(Joao Cancelo)のクロスに脚を伸ばして決勝点を挙げた。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、脅威的なアクロバット弾を決めたハーランドを、師であるヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏になぞらえた。

 沈黙を保っていたハーランドは、終了6分前に意のままに操れる左足で決勝点をマーク。公式戦6試合連続得点を記録し、わずかなゴールの気配があれば十分だということを証明した。

 契約解除金6000万ユーロ(約85億6000万円)で移籍したハーランドは、これでシティ加入後9試合で13得点とした。

「私の人生でヨハン・クライフがいかに重要な人物であったかはご存じの通りだ。人として、教育者として、師として、全てにおいてだ」と切り出したグアルディオラ監督は、「クライフはカンプ・ノウ(Camp Nou)での(1973年の)アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)戦で信じられないゴールを決めたが、それと非常によく似た得点だった。彼(ハーランド)が点を決めた瞬間にクライフのことが頭をよぎった」と続けた。

 またグアルディオラ監督は、巨体ながらも信じられない柔らかさを持つハーランドは、元FCバルセロナ(FC Barcelona)のストライカー、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)を想起させたとし、「親愛なる友人のイブラヒモビッチが足を高々と上げる能力を持っていたことを思い出した」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING