【9月14日 AFP】自転車ロードレースのパリ~ニース(Paris-Nice)とツアー・ダウンアンダー(Tour Down Under)でそれぞれ2度の総合優勝を誇るイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のリッチー・ポート(Richie Porte、オーストラリア)が13日、現役引退を発表した。

 24歳でプロに転向し、37歳で引退することになったポートは「輝かしい旅」だったとSNSに記した。

「タスマニア(Tasmania)島での幼少期、自転車に乗って世界中を回り、自転車の世界で有数のチームと共に走り、その中で素晴らしい人々と出会える幸運に恵まれるとは夢にも思わなかった」

「次の章を楽しむ準備は万全。それにしても、なんと輝かしい旅だっただろう」

 UTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が総合優勝を果たした2年前のツール・ド・フランス(2020 Tour de France)で3位に入るなど、ポートはさまざまな実績を残した。

 ツール・ド・ロマンディ(Tour de Romandie)やツール・ド・スイス(Tour de Suisse)、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(Criterium du Dauphine)でも総合優勝を果たしているポートだが、病気やけがに見舞われることも多かった。(c)AFP