【8月17日 AFP】自転車ロードレースに参戦するイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のエガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)が16日、キャリア続行も危ぶまれた大けがからの復帰戦となるデンマーク一周(PostNord Danmark Rundt 2022)の初日を終え、復帰の喜びを語った。

 ツール・ド・フランス(Tour de France)とジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)の総合優勝を経験している25歳のベルナルは、今年1月24日に母国でのトレーニング中にバスに追突し、複数か所を骨折する重傷を負った。

 医師たちは、ベルナルがもう二度と歩けないかもしれないと考えたこともあったが、5回の手術を経たベルナルはトップから約2分遅れで完走を果たした。

 約223キロのステージを走りきったベルナルは、「またレースができてとてもうれしい。最後まで走ってここでチームを助けたいと願っている」と喜び、「まだリズムと自信を取り戻している最中だ」と話した。

 大会は全5ステージの構成で、17日の第2ステージは12.2キロの個人タイムトライアル。ベルナルはここでも自身を試すことになる。

 ステージは逃げ集団に入ったチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のオラフ・コーイ(Olav Kooij、オランダ)が、メイン集団を辛くも振り切って勝利した。(c)AFP