【9月13日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)が、虫垂炎の手術後に合併症を起こし、「呼吸不全」で一時は人工呼吸器につながれていたことが分かった。チームが12日に明かした。

 英ロンドン出身でタイ国籍のアルボンは、今季第16戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2022)の決勝に向けて9日のフリー走行に参加していたものの、10日午前に虫垂炎のためレースを棄権。治療のためモンツァ・サーキット(Monza Circuit)近隣のサン・ジェラルド病院(San Gerardo Hospital)に入院して手術を受けたものの、呼吸補助が必要になり集中治療室(ICU)へ移された。

 ウィリアムズによると、アルボンは11日に「人工呼吸器を取り外された」といい、12日も病院にとどまる見通しであるという。

 イタリアGPでアルボンの代役を務めたリザーブドライバーのニック・デ・フリース(Nyck de Vries)は、F1デビュー戦にして見事9位フィニッシュを果たし、ポイントを獲得した。(c)AFP