【9月12日 AFP】22F1第16戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2022)は11日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が優勝して2年連続の年間タイトルへさらに前進した。

 年間トップに立つフェルスタッペンは、グリッド降格ペナルティーにより7番手からのスタートだったが、レースの大半で主導権を握り、またしても難しい一日を過ごしたフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)を抑えてイタリアGP初優勝とGP5連勝を飾った。

 レースは終盤にマクラーレン(McLaren)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)がエンジントラブルに見舞われ、コース脇でストップした。これにより選手は残り6周をセーフティーカー先導の下でフィニッシュしなければならず、観客のやじとフェラーリのフラストレーションの中でレースは終了した。

 今季11勝目を挙げたフェルスタッペンは、ドライバーズランキングでルクレールとの差を116ポイントとし、早ければ来月のシンガポールGP(Singapore Grand Prix 2022)で連覇が決まる。

 メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が3位表彰台に入り、フェラーリのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が18番手から4位に食い込んだ。

 年間優勝7回を誇るメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、こちらも後方からのスタートながら見事5位に入った。アレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)の代役を務めたウィリアムズ(Williams)のニック・デ・フリース(Nyck de Vries)が9位に入り、F1デビュー戦でうれしいポイント獲得を果たした。

 最後尾からスタートしたアルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は14位だった。(c)AFP/Terry DALEY