【9月12日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry、37)は12日、先週死去した祖母のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)について、自身を導いてくれる「羅針盤」だったとの追悼声明を出した。また新たに即位したチャールズ国王(King Charles III)に対しては、父を支えていくと誓った。

 ヘンリー王子は、女王の死去後初となる公式コメントで、祖母を失った心痛を吐露するとともに、女王に「永遠に感謝します」と述べた。

 王子は、女王が妻のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)と初めて面会した時や、息子アーチー(Archie)ちゃん(3)と娘リリベット(Lilibet)ちゃん(1)を抱き締めた様子を忘れないと述べた。

 さらに、「これからは、国王となった父を支えていきます」との意向も表明した。

 またヘンリー王子は、「周囲を笑顔にするあなたの笑顔に感謝します。今、フィリップ殿下(Prince Philip)と再会して安らかでおられることを思うと、私たちも笑顔でいられます」とつづった。

 ヘンリー王子とメーガン妃は2020年、王室を離脱して米国へ移住すると発表し、王室に衝撃を与えた。

 ただ女王は、サセックス公爵(Duke of Sussex)夫妻の称号を持ち続けることを許し、夫妻はこれからも「愛する家族の一員」だと述べていた。(c)AFP/Phil HAZLEWOOD