【9月12日 AFP】22-23イタリア・セリエAは11日、第6節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はハーフタイムまでに2点をリードされながら、後半アディショナルタイムのゴールでUSサレルニターナ1919(US Salernitana 1919)と2-2で引き分け、今季4試合目のドローとなった。

 この一戦では、試合終了間際にユベントスのアルカディウシュ・ミリク(Arkadiusz Milik)がネットを揺らしたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によって得点が認められず、計4枚のレッドカードが提示される波乱の展開となった。

 後半アディショナルタイム4分、ミリクのヘディングがネットに吸い込まれるとアリアンツ・スタジアム(Allianz Stadium)は歓喜に包まれたが、オフサイドポジションにいたレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)がプレーに関与していたとして、得点は取り消された。

 このわずか2分前には、PKを相手GKに防がれたボヌッチがそのこぼれ球を押し込んでユベントスが同点とし、試合は白熱の終盤を迎えていたが、まさかの結末となった。

 決勝点だと思ってユニホームを脱ぎ、この日2枚目のイエローカードを提示されたミリクが退場となると、さらにはタッチライン上での緊張が高まる中、ユベントスのフアン・クアドラド(Juan Cuadrado)とマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督、USサレルニターナのフェデリコ・ファジオ(Federico Fazio)にもレッドカードが出された。

 一方、60年ぶりに首位に浮上し今節を迎えていたアタランタ(Atalanta)は、クレモネーゼ(US Cremonese)と1-1で引き分けた。

 74分にメリヒ・デミラル(Merih Demiral)のゴールで先制するも、わずか4分後に追いつかれたアタランタは早くも首位陥落となり、2位に順位を下げた。

 ここまで14ポイントを挙げているアタランタは、共に10日に勝利した首位ナポリ(SSC Napoli)と3位ACミラン(AC Milan)と勝ち点で並んでいる。(c)AFP