【9月12日 AFP】米大リーグ(MLB)、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)のアルバート・プホルス(Albert Pujols)が、11日のピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)戦で歴代単独4位に浮上する通算697本目の本塁打を記録した。

 プホルスは9回に逆転の2点本塁打を放ち、チームの4-3の勝利に貢献した。これで今季18号で、7月以降は14本目。前日にアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)氏に並ぶ696号をマークしていたが、1日で同氏を上回った。

 通算本塁打では、バリー・ボンズ(Barry Bonds)氏が762本で歴代トップに立ち、ハンク・アーロン(Hank Aaron)氏が755本、ベーブ・ルース(Babe Ruth)氏が714本で続いている。プホルスはレギュラーシーズン残り21試合で、通算700本の大台到達を目指す。

 42歳のプホルスは、カージナルスと単年契約を結んでおり、春季キャンプの時点で今季が自身最後のシーズンだと話している。

 カージナルスを率いるオリバー・マーモル(Oliver Marmol)監督は「本当に伝説的」な活躍だと称賛しているが、プホルス本人は控えめな姿勢を維持し、この日も本塁打球をファンにプレゼントした。

 記念球をキャッチしたファンは返しに来たというが、プホルスは「ただのボールだ。彼らが手にするにふさわしい。ボールパークから出たものなのだから」とコメント。「私たちはファンのためにプレーしている。彼らが返すにせよ、そのままキープするにせよ、自分としては構わない」と話した。(c)AFP