【9月10日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は9日、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がエンジンの年間規定数を超過したとして、5グリッドの降格ペナルティーを科した。

 今季のドライバーズ選手権で首位を走るフェルスタッペンは、シーズン5基目のエンジン交換による処分を受け、今週末の第16戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2022)での初優勝のチャンスが損なわれた。しかし、総合争いでは2位に109ポイントの大差をつけており、2季連続で世界タイトルを獲得する可能性はかなり高くなっている。

 モンツァ・サーキット(Monza Circuit)で行われる今レースでは、合計6人のドライバーがグリッドペナルティーを受けることになった。

 フェルスタッペンのチームメートであるセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)は、同様の規定違反で10グリッド降格。通算7度の年間優勝を誇るメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)も、パワーユニット(PU)の交換などにより最後方スタートとなる。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は、すでに10グリッド降格が決まっていた中で、PU関連の追加ペナルティーが決定した。

 フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)は、新しいギアボックスへの交換などで25グリッドのペナルティーを科されたが、ハミルトンと角田より前でスタートできる。

 アルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)は、エンジン関連の規定違反で15グリッド下がることになった。(c)AFP