【9月9日 CGTN Japanese】9月5日、中国南西部に位置する四川省(Sichuan)甘孜(カンゼ)チベット自治州瀘定県(Luding)でマグニチュード6.8の地震が発生し、負傷者は続々と現地の病院に運ばれて救助されています。現地の血液センターではAB型とB型の2種類の血液の備蓄が急速に減少したことから、甘孜チベット自治州血液センターは治療の現場で必要な血液を確保するために、社会に向けて無償献血を呼びかけました。すると、大勢の市民が殺到し、血液センターの外には100メートル以上の長蛇の列ができました。市民が献血した血液は9月6日の1日だけで累計3万6000ミリリットルに達しました。

 献血に訪れた市民の熱意があまりにも強いことと、提供された血液をできるだけ早く治療現場に投入して血液の浪費を避けるため、甘孜チベット自治州血液センターは感謝のお知らせを出して、すでに地震負傷者の治療に十分な量の血液を確保していることから、無償献血を一時見合わせるよう勧告しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News