【9月9日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2022)は8日、第18ステージ(トルヒジョからアルトデピオルナル、192キロメートル)が行われ、クイックステップ・アルファビニール(Quick-Step Alpha Vinyl)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)がステージ優勝を果たし、総合争いでリードを広げて大会制覇に向けてまた一歩近づいた。

 エストレマドゥーラ(Extremadura)州ピオルナル(Piornal)の山頂フィニッシュで総合優勝を争うモビスター・チーム(Movistar Team)のエンリク・マス(Enric Mas、スペイン)を退けたエベネプールは、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のロベルト・ヘーシンク(Robert Gesink、オランダ)を3位に抑えた。

 終盤に多くのアタックが見られた今ステージを制し、第10ステージの個人タイムトライアルに続く大会2勝目を挙げたエベネプールは、総合2位につけるマスとの差を2分7秒にまで広げた。

 スタート直後のアクシデントにより、山岳賞で首位に立っていたアルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin–Deceuninck)のジェイ・バイン(Jay Vine、オーストラリア)がリタイアを強いられた。イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のカルロス・ロドリゲス(Carlos Rodriguez)も大きなダメージを負ったもののなんとか完走し、総合順位で5位につけている。イネオスのリチャル・カラパス(Richard Carapaz、エクアドル)が山岳賞首位に立った。(c)AFP