【9月7日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2022)は6日、第16ステージ(サンルーカルデバラメダからトマレス、189.4キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の前回王者プリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)がゴール直前で激しく転倒し、出場継続が不透明になった。

 総合4連覇を狙うログリッチは、ここまで総合トップに立つクイックステップ・アルファビニール(Quick-Step Alpha Vinyl)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)とのタイム差を縮めようと、平坦ステージの最後にアタックを仕掛けたが、ゴールまであと100メートルのスプリントでバランスを失い、激しく転倒。膝と手を血に染めたままフィニッシュした。

 ステージ終盤にはエベネプールのバイクがパンクし、ログリッチが1分34秒のタイム差を大きく詰めるかに思われたが、結局は8秒を縮めるにとどまった。ユンボ・ビスマはレース後、ログリッチが翌日もレースを続行するかはまだ不明だと発表した。

 ステージはトレック・セガフレード(Trek Segafredo)のマッズ・ピーダスン(Mads Pedersen、デンマーク)が制し、今大会区間2勝目を挙げた。(c)AFP