【9月5日 AFP】ロードレース世界選手権、第14戦サンマリノGPは4日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が4連勝を飾った。総合首位に立つモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)との差を縮めたが、本人は年間タイトル獲得はまだ考えていないと強調した。

 バニャイアはグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)とのスリリングな争いに0秒034差で勝利し、アプリリア(Aprilia)のアレイシ・エスパルガロ(Aleix Espargaro、スペイン)を抜いて年間2位に浮上。今大会5位だったクアルタラロとの差を30ポイントとした。

 それでもバニャイアはレース後、クアルタラロからの王座奪取を考え始めるのは「10ポイントか5ポイント差になってから」だと話した。

 レース序盤には5人がクラッシュを喫し、ポールポジションからスタートしたバニャイアのチームメートのジャック・ミラー(Jack Miller、オーストラリア)も絡んだ。

 プラマック・レーシング(Pramac Racing)のヨハン・ザルコ(Johann Zarco、フランス)とアルバ・レーシング(Aruba.it Racing)のミケーレ・ピロ(Michele Pirro、イタリア)、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のポル・エスパルガロ(Pol Espargaro、スペイン)の3人は1周目の最初のコーナーでクラッシュし、そのままリタイア。

 ミラーとムーニーVR46レーシングチーム(Mooney VR46 Racing Team)のマルコ・ベッツェッキMarco Bezzecchi、イタリア)は2周目に転倒して順位を大きく落とした。(c)AFP/Terry DALEY