【9月5日 AFP】4日に行われた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)の男子シングルス4回戦で、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)に敗れたダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)が、キリオスはノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)という大御所と肩を並べる高いレベルでプレーしていると話した。

 キリオスは前回王者のメドベージェフを7-6(13-11)、3-6、6-3、6-2で見事に撃破し、自身初となる全米オープン8強入りを決めた。

 キリオスにサービスエース21本、ウイナー53本を許したメドベージェフは、「きょうのニックは、ノバクやラファのようなレベルでプレーしていた」と話し、「彼は少し違ったテニスをしていて、守備的なタイプではない。しかし同時にラリー戦ができる。タフな相手だ。サーブも素晴らしいものを持っている」と評価した。

「大会の最後までこうしたプレーができれば、優勝のチャンスが十分にある」

 メドベージェフは、男子では2008年のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)以来となる全米オープン連覇を目指していたが、この敗戦で世界ランキング1位からも陥落することが決まった。(c)AFP