【9月5日 AFP】(更新)全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第23シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は7-6(13-11)、3-6、6-3、6-2で連覇を狙った第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)を破り、自身初の8強入りを果たした。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)準優勝のキリオスは、闘争心と落ち着きの両方を見せ、第1セットのタイブレークで相手のセットポイントを3本阻むと、激闘となったこのタイブレークを13-11で獲得。

 続く第2セットは落としたが、第3、4セットはメドベージェフを圧倒し、2時間50分で勝利。試合を通してエース21本、ウイナー53本を記録した。

 キリオスは試合後、「素晴らしい試合だった。ダニールは前回の優勝者で、プレッシャーが大きかったのは間違いない。でも自分もここ数か月は信じられないようなプレーができている。満員のニューヨークという、最高の舞台で果たせた。感謝の気持ちでいっぱい」とコメントし、「自分の才能を示せてうれしい」と喜んだ。

 これでメドベージェフ戦は5戦4勝。準々決勝では第27シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)と対戦する。

 一方のメドベージェフは、大会後に世界ランキング1位から陥落することが決まった。(c)AFP