【9月4日 AFP】22F1第15戦オランダGP(Dutch Grand Prix 2022)は3日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、最後のアタックでフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)をわずか0.021秒差で抑え、母国GPでポールポジションを獲得した。

 24歳のフェルスタッペンは、最速タイム1分10秒342を記録して母国で2年連続のポール獲得。海沿いにあるザントフォールト・サーキット(Circuit Zandvoort)を埋め尽くしたホームのファンを喜ばせた。

 ギアボックスのトラブルで前日のフリー走行1回目を中止していたため、「信じられない」と予想外の結果を喜んだフェルスタッペンは、「きのうのことがあったからね! 大変な一日だったけど、僕らは一晩中努力した」とチームを称賛した。

「チーム全体で挽回してきょうは再び速いマシンになったが、非常に僅差だったし、ポールラップはすさまじかった」

 年間トップを独走するフェルスタッペンは今季4度目、通算17度目のポール獲得となった。

 一方でフェルスタッペンは、発煙筒をサーキットに投げ入れた、自身のファンである「オレンジアーミー」を批判した。

 禁止されている発煙筒をたき、コースに投げ込んだオレンジ色のコスチュームをまとうファンについて問われたフェルスタッペンは、「本当に分別のない愚かな行為だからやめてほしい。会場から追い出されるし、レースが台無しになる」とコメントした。

 1分10秒363を記録したルクレールが2番手につけ、3番手にはチームメートのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、4番手には総合優勝7回を誇るメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が入り、最終ラップでクラッシュしたレッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)は5番手となった。

 発煙筒だけでなく、コース上のハトに邪魔をされたと報告したメルセデスのジョージ・ラッセル(George Russell)が6番手に入り、以下マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)、ハース(Haas F1 Team)のミック・シューマッハ(Mick Schumacher)、アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)、アストンマーティン(Aston Martin F1)のランス・ストロール(Lance Stroll)が続いた。(c)AFP