【9月1日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは31日、第5節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はFWアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)の2試合連続ハットトリックなどで、ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)に6-0で大勝した。首位アーセナル(Arsenal)はアストン・ビラ(Aston Villa)を2-1で下し、開幕からの全勝をキープしている。

 シティとアーセナルが序盤のリーグ戦をけん引している中、試合終了間際のゴールでニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に2-1で勝利したリバプール(Liverpool FC)も勢いを増しつつある。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)から5000万ポンド(約80億7000万円)の移籍金で今夏に加入して以来、圧巻のシーズンスタートを切っているハーランドはプレミアデビューからの5試合で9得点を挙げており、ミッキー・クイン(Micky Quinn)氏とセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)氏がマークした8ゴールを上回ってプレミア最多記録を更新した。

 ハーランドが前半だけで達成したハットトリックに刺激を受けた無敗のシティはホームでゴールを量産しており、5試合を終えて総得点は19となった。

 一方、ホームのアーセナルは30分、ガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)が蹴った何でもないクロスを古巣対戦となったGKエミリアーノ・マルティネス(Emiliano Martinez)がはじくと、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が簡単に押し込み先制に成功した。

 19位に沈むビラは74分、ドウグラス・ルイス(Douglas Luiz)のCKがGKアーロン・ラムズデール(Aaron Ramsdale)が守るゴールにそのまま吸い込まれ、アーセナル側はファウルを主張したものの得点は認められた。

 しかし、前節のフラム(Fulham)戦でも逆転勝ちを収めていたアーセナルは見事に立て直し、ブカヨ・サカ(Bukayo Saka)のクロスにマルティネッリが合わせ、失点から3分後に再びリードした。ここ数シーズンはあまり見られなかった粘り強さを再び示した首位アーセナルは、シティに2ポイント差をつけている。

 本拠地アンフィールド(Anfield)にニューカッスルを迎えたリバプールは、ファビオ・カルヴァーリョ(Fabio Carvalho)が後半アディショナルタイム8分に決勝点を挙げ、今季2勝目を手にした。

 ニューカッスルは38分、スペイン1部リーグのレアル・ソシエダ(Real Sociedad)から6000万ポンド(約97億円)の移籍金で加入し、この日がデビュー戦となったアレクサンデル・イサク(Alexander Isak)が先制点を決めた。

 しかし、9-0で大勝した前節のボーンマス(AFC Bournemouth)戦から勢いに乗るリバプールは、モハメド・サラー(Mohamed Salah)のパスにロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が合わせ、61分に同点弾を挙げた。

 すると表示された5分の後半アディショナルタイムを大きく過ぎた98分に、前日20歳の誕生日を迎えていたカルヴァーリョが決勝点を挙げ、スタジアムは大歓声に包まれた。(c)AFP/Steven GRIFFITHS